働きたいのに働く場所がない!
就職氷河期、という言葉を覚えていますか?受験戦争を勝ち抜き、ようやく入った大学。順調に4年間を過ごし、卒業・・・そして就活。
当時、50社面接を受けて、まだ内定がない!なんていうニュース、テレビでにぎわっていたのを覚えています。
はたから見ていると、どうしてこんな優秀な人が!?という方が、就職できずに、大学にストレート入ったのに、就職浪人、するような時代でした。
あれから、時は流れ、人手不足の時代に、シフトしていますが、なかなか、障害をお持ちの方の、就業状況も、改善している、とは、言い難い状況です。
ハローワークってなにするところ?
そこで、ぱっとすぐ頭に浮かぶのが、ハローワークです。ハローワークとは、だれもが利用することのできる、公共の職業安定所です。
職業あっせんや、職業訓練のあっせんなど、転職したい!失業した!など、安定した職を求める方にとって、とても心強い行政機関となっています。
職を求めてる方には、事業者から出されている求人票の情報をもとに、窓口で親身になって対応してくれます。
失業保険の適用が求められると、失業保険ももらえます。職を探そう!と思い立ったらまずは、ハローワークが頭に浮かぶ方が多いのではないでしょうか?
では、障害をお持ちの方には?
もちろん、障がいをお持ちの方へも、ハローワークは一役を担っています。
とくに、専門的な視野から相談に乗ってもらえる窓口の担当者や、面接のときに同行してくれるなど、相談から就職、就業まで、そして、就業後のサポートまで一貫して支援してくれるサービスがあるそうですよ。
また、自分がどのような仕事に向いてるかよくわからない場合や、就職のための新たな技能を身に付けたい場合など、より、何をどのようにしていいかわからない!という方にも、よりきめ細かいサービスを提供しています。
国では、こういう支援を用意している!
さて、ハローワークが働きたい!と思い立ってからの入口だとすると、その先にどのような制度があるのでしょうか?
なじみの浅い制度ですが、国が行っている、障害をお持ちの方の就労支援の制度として、
障がい者就労継続支援事業、という事業があります。
厚労省のHPより抜粋すると
就労を希望する65歳未満の障害者で、通常の事業所に雇用されることが可能と見込まれる者に対して、①生産活動、職場体験等の活動の機会の提供その他の就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練、②求職活動に関する支援、③その適性に応じた職場の開拓、④就職後における職場への定着のために必要な相談等の支援を行う。
と、定義づけられています。
また、就労継続支援には、A型とB型があり、雇用契約に基づき、就労の支援を行うのがA型、雇用契約を結ぶことが困難な場合、雇用契約を結ばずに、就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練その他の必要な支援を行うのがB型と、定義されています。
就労を目指す、障害をお持ちの方にとって、この、就労継続支援事業は、少しづつ、働く、という環境に慣れていくという点で、とても優れている制度といえるんでは無いでしょうか。
それでは、どのようにして、国の制度である、就労継続支援を利用すればいいのでしょうか?
就労継続支援制度を利用するには、計画書が必要です!
就労継続支援事業は、障がい者自立支援法(略称)の制度の中で細かい取り決めが決まっていて、だれでも、すぐ利用できる、というものではありません。
障がい者手帳をはじめ、福祉手帳など、障害をお持ちの方が、所定の書式に計画書作成して役所に提出して、その必要性が検討され、必要と認められた方が初めて、利用することができます。
当、相談支援事業所アセプトハートでは、国から指定を受けて、計画相談を作成することができます。